こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川由佳です。
この秋からピアノを習いはじめました。
「習いたいなあ」と思い始めたのは、
娘と連弾した、昨年の娘のピアノの発表会の頃。
私は幼稚園生のときから高校1年生のときまで
ピアノを習っていたのですが、
以来、ピアノを弾くのは30年ぶりくらい。
「大丈夫か?本当に弾けるのか?」と思いながら、
直前に必死に練習し、なんとか弾き終えることができたのですが、
そのとき、
「お、ピアノってこんなに楽しかったっけ?」
って思ったのです。
それ以来、「私も習おうかなあ、どうしようかなあ」
と思い続けていたのですが、
コロナ禍で出張が減り、
家にいることも多くなったので、
一念発起。
この秋から娘と同じ先生に習うことになりました。
で、レッスンを始めてみて思ったのが、
「なにこれ!? ピアノを習うのってこんなに楽しいの!?」
ということ。
子供の頃、私はピアノのレッスンが
いやでいやでたまらなかったのですが、
今は全然そんなことない。
むしろ、すごく楽しい。
何が楽しいかと言うと、私にとって一番の理由は、
「なぜ、そうするのか?」
理由や背景を先生が全て教えてくれること。
例えば、今、ショパンのワルツをやっていますが、
・どういう背景でこの曲を作ったのか
・ショパンがなぜ、この部分をこういう音にしたのか
・なぜこう弾いたほうかいいのか
・なぜこの指づかいになるのか
・なぜここでペダルを踏むのか、踏みかえたほうがいいのか
等々、
ありとあらゆる「なぜ?」を先生自ら教えてくださるし、
また、私が疑問に思ったことに答えてくださる。
それに対して、
「へぇ~、そうなんだあ」
という驚きと面白さがあって楽しい。
そのうえ、私自身、
納得感と共感をもって弾くことができるので、
より練習への意欲も高まります。
そんな体験をしながら、
やっぱり「なぜ?」に答えるって大事だなと
しみじみ思いました。
「なぜ?」を伝える、「なぜ?」に答える って、
教える側からすると、けっこう大変だったりするんですよね。
特に、上司から部下に仕事を教えるとき。
上司は、いろんな仕事を抱える中で教えることが多いので、
「とにかく、伝えたことをやってくればいいから~」
と思いたくもなります。
が、やはり「なぜ?」が伝えられるかどうかで、
部下側のモチベーションは変わってくると感じます。
また、「なぜ?」がわかるということは、
行動を決めるための原理原則を理解するということなので、
部下が、のちのち別の仕事をする際にも
この原理原則を役立てられることにつながります。
と、考えると、「なぜ?」を伝えることは、
将来に活用できる学びを先取りして教えていることにもなりますね。
上司側からすると、一見面倒にも見える
「なぜ?」を伝えること。
ぜひやっていかれるといいのではないでしょうか。