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コトに焦点をあてたいのか、ヒトに焦点をあてたいのか

こんにちは!
FAITH(フェイス)小川由佳です。

この週末、女性の管理職の皆さんを対象に
「自分の“なりたい”“ありたい”を描く」というテーマで
講座を行いました。

その中で、面白いなと思った気づきを
ここで1つシェアさせてください。

講座を通じて、ミッションやビジョン、
大事にしている価値観、セルフイメージ等について
各自が内省した後、発表していただくタイミングで
参加者のおひとりがこうおっしゃったのです。

「私はやっぱり『ヒト』じゃない。
『コト』に対して燃えるんだなってわかった」

「例えば、講座を作り上げるのだとしても、
参加者がどう反応したか、ではなく、
場をどう作り上げられたか、実現できたか
ってことに満足感や達成感を覚えるんだなって、
ここまで振り返って、改めて思いました」

この話を聞きながら、
「へぇ~、そうなんだ」という軽い驚きと
「やはり人それぞれなんだ」という納得と。

2つが入り混じった気持ちになりました。

私自身は、講座を作り上げるとき、
ヒト=参加者がどう反応したか が気になるタイプです。

参加者に気づきを得てもらえると
とてもうれしいと感じます。

同じ「講座を作り上げる」という行為は同じでも、
どこにモチベーションを感じるかが、
上述の参加者の方とは全く異なるのですね。

人それぞれ、感じ方が違うというのは、頭ではわかっていたこと。

でも、こうして目の当たりにすると、
やはり「違うんだなあ」と、
とてもインパクトをもって心に迫ってきます。

と同時に、今頃になって、
20代の頃、なぜ私がロジスティックスやSCMの仕事を
一生の仕事にできなかったのかがわかった気がしました。

私は、新卒でメーカーに入社をした後、
かなり長い間、ロジスティックスやSCMと
いう分野で実務の仕事をしていました。

もちろん、楽しいこともたくさんある。

やっていて充実感や楽しさを感じる瞬間も多々ある。

でも、一生これに捧げたいかというと、
なんか違う気がする。

そういう思いが拭い去れなくて、20代の頃は、
かなり自分探しをしました。

そして、29歳のときに、
同じ分野でコンサルティングをする会社に転職をし
そこで初めて、この仕事、私、心から好きだと思ったのです。

これって、今思えば、
SCMという分野は同じでも、
前者はコトにフォーカスしていたのに対して
後者はヒトにフォーカスしていることが
大きな違いなのです。

そこだったのかあ!

今になって、わかった気がしました。

どんな仕事に自分はのめりこめるんだろう?
部下の〇〇さんは、どうだろうか?

これについて考えるときの1つのものさしとして、

自分はコトに焦点をあてたいのか、ヒトに焦点をあてたいのか、
どちらが向いているのか、

を考えてみるのもいいのではないでしょうか。

 

 

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