こんにちは。小川由佳です。
先日、あるクライアントさんが
コーチングセッションの中で
「私は、これまで、
部下を全員、〇〇(= クライアントさんの名前)に
しようとしていたのかもしれない
って気づいたんですよ」
と笑いながらおっしゃっていました。
そのクライアントさんは多くの部下を持つ管理職。
部下の方が思うように動いてくれないことにイライラされていたのが、
価値観を認識するワークを2週間ほど続けた結果、
「実は、相手に自分の価値観を押し付けようとしていたのかも」
ってことに気づかれたのですね。
「それって、部下全員が
〇〇さんのクローンになるってことですよね~」
私はそう答えながら、
「部下が全員、〇〇さんと同じ顔をしている情景」を
頭に思い浮かべて
吹き出しそうになってしまいました(^.^)
自分がやろうとしていたことが
実は「クローンを作り出すことだった」って気づいてみると
まるで漫画のようで笑えます。
でもね、
実際、こういうこと、
つまり、
(無意識にでも)自分と同じであることを相手に求めているってこと、
あると思うのです。
相手は部下に限りません。
一緒に仕事をする同僚もしかり。家族もしかり。友達もしかり。
相手が自分の価値観とはずれた言動や行動を取ったとき、
イライラ・モヤモヤしたり、相手に要求したりしていませんか。
例えば、私の場合、
家の中のちょっとしたことについて(足ふきマットの使い方とかね)
夫の言動や行動にモヤモヤする
なんてことがたまにあります(^^;)
でも、それって、相手に
「私と同じ価値観を持ってね」
って言っているようなものです。
つまり、
「私のクローンになってね」
って言っているようなものですね。
そう考えると、
この状況、
ちょっと可笑しいでしょう(^-^)
相手は大なり小なり
自分とは価値観が違います。
そう、違っていて当たり前なのにね。
そして、違っているからこそ、一緒に何かをする価値があるのにね。
「私、もしかしたら『クローンになってね』って言っているのかも・・・」
ふと立ち止まって
そういう視点を持ってみると
気づけることもあるかもしれませんよ(*^-^*)