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桃鉄に学ぶ、「答えを急がず、踏ん張る勇気」

こんにちは!
FAITH(フェイス)小川由佳です。

つい先日、家族で桃太郎電鉄、通称、桃鉄をやっていました。

桃鉄というゲームを知っていますか?

すごろくのようにさいころを振って目的地を目指すとともに、
その過程で物件を購入したりしながら資産を増やしていくゲームです。

ゲームでは、目的地に一番早く着いた人にはお金が貰える一方、
目的地から一番遠い人には貧乏神が憑りつくなど、
「富める者はますます富み、貧しき者はより一層失う」みたいな
シビアな状況が起こります。

一方で、ダントツ勝ちしているようであっても、
途中で思いがけないアクシデントが起こったりと、
どんでん返しが起こる可能性もあり、
ハラハラドキドキの要素もあります。

さて、今回、私は、
自分の駒がいる場所から目的地を遠くに設定されたり
途中で貧乏神に憑りつかれたり・・・
と、かなり悪い状況が続きました。

そうなると、
どんどんネガティブな気持ちになるとともに
「どうしよう(汗)」「何とかしなきゃ」という焦りが出てきます。

そして、更にそれが続くと、今度は、
「もうここから挽回するのは無理かなあ」
「期待せず、適当にやろうかなあ」
という、投げやりな気もちにもなってきます。

これ、ゲームに負け続けているときにありがちな
私の心のパターンなのですが、
(こうして書いてみると、私、かなり真剣にゲームに取り組んでいますね^^:)

そんな中で、今回は、ふと、あることを思い出しました。

それは、

「女性は、不確実・曖昧な状況に耐えることに苦手意識を感じている」

という統計データです。

『女性の視点で持直す人材育成』(中原淳/トーマツイノベーション)の中に以下のようなデータが掲載されています:

出所:トーマツイノベーション(現・ラーニングエージェンシー)×中原淳(2017)「働く男女のキャリア調査」

詳細は、上記の本を読んでいただければと思うのですが、

初めて本の中でこのデータを見たとき、
「そうそう、私もそうなのよ!」と大きくうなずきたくなりました。

不確実な状況や不利な状況で、
自分の気持ちや感情をコントロールし、踏ん張れるかどうか。
気持ちを冷静に保てるかどうか。

私の場合、(傍からどう見えているかはわかりませんが)
心の中が、どうしてもざわついてしまうのですね。

で、そのことを思い出した途端、

お、これは、不利な状況の中で、
気持ちをコントロールし、冷静さを保つ訓練になるかもしれない。

そう思ったら、急に、ゲームへの取り組み姿勢や
気持ちの持ち方が変わりました。

この不利な状況の中でも、きっと、
どんでん返しができるチャンスが来るに違いない。
では、そのチャンスをどうやって見極めるか。

ということに意識が向くようになりました。

と同時に、

不利な状況に気持ちを奪われない、振り回されない、
もう1つの視点を持てるようになりました。

いや、気持ちとしては、相変わらず、もや~とし続けてはいるのですが、
加えて、もう一人の、客観的な視点を持てている自分がいるという感じでしょうか。

そんな感じでゲームに取り組んでいたら、
ずっと低空飛行であったものの、
やはり予想したように、挽回のチャンスが訪れたんですね。

桃鉄で言うと、「誰かと、持っているお金を交換できるカード」というのが手に入ったのです。
(ゲームならではのカードですが^^)

で、タイムリミットの直前に、そのカードを行使することで、
結局、4人中2位になることができました。

今回は、桃鉄というゲームの中の出来事でしたが、
不利な状況の中、感情をコントロールし、機会をうかがう
というのは、やはり大事なことなんだなというのが感想です。

最近、手に入れ読みつつある本に、
「ネガティブ・ケイパビリティのススメ 答えを急がない勇気」
という本があります。

この本を読んでいると、
答えを急がないという選択肢を持てていることが、
VUCAの時代に大事であることが見て取れます。

答えを急がないこと、踏ん張る胆力。
私も鍛えていこうと思います。

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