こんにちは。FAITH(フェイス) 小川由佳です。
ここのところ、テレビのニュース番組は、
新型コロナウィルスの話題で一色ですね。
今回の新型コロナウィルスに関連する一連の出来事を
見ていて感じるのは、
普段なら実行にうつすのが難しいことが、
今回の「新型コロナウィルスの脅威」のように
人の感情に大きく働きかける、不可抗力的な何かがあると、
その実行が一気に進む
ということです。
具体的にいうと、
時差出勤、在宅勤務やオンラインでの会議、など、
柔軟な働き方がそう。
このような働き方は、
特に子育てや介護との両立を考えると
必要不可欠ともいえるものですが、
その一方で、過去の慣習が足を引っ張って、
なかなか前に進まなかったというのが、
これまでの状況であったように思います。
ところが、今は、
多くの企業が、この1か月ほどのうちに
「柔軟な働き方」を急速に取り入れようとしています。
先日、2月29日の日経新聞では、
このような見出しが挙がっていました:
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企業「非常時」知恵絞る
政府による全国の小中学校・高校などへの一斉休校要請を受け、
企業や医療機関は現場を離れる人が増えて少人数になっても業務を継続できるように対応を急ぐ。
病院のほか小売りや飲食などは在宅勤務がしにくく、シフトなどに工夫を凝らす。
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日経新聞に挙げられていた例以外にも、
コアタイムを撤廃したり
子連れ出勤を可にしたり
業務がうまくまわるよう、
いろいろな方策が取られようとしているのを見聞きします。
今、このような”働き方改革”が進む中で、
「やってみたら、意外に不都合はなかった」という業務もあるでしょうし、
「やはり対面でないと進めるのが難しい」という業務もあるでしょう。
でも、これは、実際に”検証”してみたうえでの業務の切り分けであり、
過去やったことがないのに「そんなの、無理だろう」と言ってしまうのとは、
全然違います。
この点では、今回の「新型コロナウィルスの脅威」は、
日本において働き方改革を推し進める
1つの機会になったと言えるように感じます。
そして、今、企業で行われているこのような工夫は、
今後進むであろう少子高齢化社会に
いきてくることでしょう。
「過去や起こってしまったことは変えられないようで、実は変えられる」
と言われることがあります。
その心は、
起こった出来事自体は変わらないが、
どう捉えるかで、自分の中での意味付けが変わる
ということです。
私は、もともとストレングスファインダーにおける「運命思考」が
強い資質トップ5に入ることもあり、
何事にも意味を見出したい性分であることは否めないのですが(^^;)
でも、やはり出来事にどう意味付けするかで
未来の行動や到達できる姿が変わってくることを考えると、
今回の「新型コロナウィルスの脅威」は、
自分にとってどういう意味があったのか
自分に対してどんな変化をもたらしたのか
いえ、
「新型コロナウィルスの脅威」に限らず、
自分にとって一見マイナスに思える出来事は
自分にとってどんなプラスの意味があったのか
どんな変化をもたらしたのか
考えてみてもいいのかなと思うのです。