こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川です。
前回の記事で、
「娘の受験が済んで、今年は更に自由に仕事をしていくぞ~」
と書きました。
その一環、というわけでもないのですが(^^)
今度、女性管理職のコミュニティを立ち上げることになり、
その準備にワクワクしながら取り組んでいます。
さてさて、
先日、友人とランチをする機会がありました。
その友人は、かつて金融機関で支店長をしていた人。
これまで1チームのリーダーだったときから支店長になったとき、
社内の人脈づくりで苦労したという話をしてくれました。
「これまで、自分が支店長の下にいたときには、
支店長が取ってきた情報に頼っていればよかった。
でも、自分が支店長という、言ってみれば店の一番上になったとき、
待っていても誰かが情報を取ってきて流してくれるわけではない!
ということに気づいた。
そこで、初めて、社内で人脈を作って、
そこから自分が情報を取ってくる必要性に気づいたんですよね。
じゃないと、自分のお店に情報が入ってこない!
私はそれまで、社内の人脈を築くということには
あまり頓着してなかったので、
そのことに気がついて、しまったなあと。
支店長になってから、
初めて社内人脈づくりにもいそしむようになりました」
なるほど、確かにポジションが変わると、
求められることも変わってくるなあと
思いながらお話を聞いていました。
ちなみに、
一般的に、女性は人脈を活用することが苦手だ
と言われます。
女性リーダーの育成や支援で知られたコーチ、サリー・ヘルゲセンさんは、
『コーチングの神様が教える「できる女」の法則』(日本経済新聞社)で
次のように書いています:
– – – – – – – – – –
女性は人間関係構築に実に優れている。
だが、その関係を活用するスキルとなると劣る傾向にある。
いや劣るというのは正確ではない。活用はどうも気が進まないという人が多いと言うほうが正しいだろう。
(中略)
なぜ利用するのをためらい、後ずさりするのか女性に尋ねると、たいがい次のようなことを言われる。
「利用しているように人から思われたくない」
「彼らそのものを大切に思っているのであって、私のために何をしてくれるかで、価値があるとかないとか考えているわけではないと知ってほしい」
「利己的な人は嫌い。私はそうなりたくない」
「そもそも私はやり手じゃない」
「私は政治的なゲームはしない」
これらの発言を見れば、人間関係を活用するのは、あまりよい人がすることではないという解釈をしていることが明確だ。
– – – – – – – – – –
私自身、このサリーさんの言葉を読んでいて
すごくうなづいてしまいました。
私の場合、人と関係を築くのは、
どちらかといえば強みに入ると思います。
だけれども、その関係を仕事に活用するとなると、
どうにも後ろめたいような、いけないことをするような、
そんな気持ちになってしまって、
なかなか前に進めない・・・
ということが、かつて何度もありました。
たぶん、サリーさんが言うように、
私の中にも、ビリーフ(アンコンシャスバイアス)として
「人間関係を活用するのは、あまりよい人がすることではない」
というようなものがあるのでしょうね。
(もしそうだとしたら、これって、
どこで築かれたビリーフなのでしょうね。。。)
その一方で、
やはり夢や成し遂げたいことを実現するためには、
そして、その夢や成し遂げたいことが大きければ大きいほど
多様な人を巻き込むことが必要になるわけで、
そういったビリーフを乗り越えて、
人脈を活用することも避けて通れない。
むしろ、大切なことなのだと思います。
では、どうしたら、私たちの心の中にある
「人脈を活用する」ことへのハードルを乗り越えられるのでしょう。
次の記事で考えてみたいと思います。