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女性が昇進意欲を持つ職場の特徴

こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川由佳です。

普段、私が研修で講義をするとき、
講義内容について受講者の皆さんに腹落ちしていただけるよう
以下の3つをお伝えすることを大事にしています:

1. 目的(なぜそれが必要なのか?なぜそれをやるのか?など)
2. データや理論等による裏付け
3. 体験談や事例

このうち、2については、
普段からいろんな書籍や論文等をチェックして情報収集していますが、

今回、「女性と職場」という観点で
『女性の視点で見直す人材育成』(中原淳・トーマツイノベーション著)
という書籍からおもしろいデータをご紹介したいと思います。

では、さっそく最初のデータ。

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【データ1】女性のほうが仕事を継続することに前向き

「仕事を長く続けたい」と思っている男性が78.4%であるのに対して女性は84.4%と、女性のほうが仕事を継続することに前向きである

【データ2】女性は「やりがい重視」、男性は「見返り」重視

「仕事をするうえで重視していること」のうち、男女のギャップが最も顕著に見られたのは、「大変でもやりがいのある仕事をすること」。
21.6%の女性が「やりがい重視」と答えたのに対し、同じ答えをした男性は16.1%と差がある。

2番目に差が大きかったのは、「見返りのある仕事をすること」。
これは男女が逆転している。
男性の14.8%が「給与アップにつながるかどうか」を重視する一方、そう考えている女性は11.3%であり、両者にはギャップがある

【データ3】女性が働き続けたくなる職場の3つの特徴

1位 責任をもって仕事に取り組む風土、言い換えると、「自分の職務をしっかり果たそうとする雰囲気」がどれだけ職場にあるかどうか

2位 多様性を認める風土、言い換えると、多様な働き方や人材を認める雰囲気が職場内にあるかどうか

3位 残業見直しの雰囲気、言い換えると、「長時間労働はあたりまえ」という慣習を放置せず、その状況を改善しようとする空気が職場内にあるかどうか

出所:『女性の視点で見直す人材育成』(中原淳・トーマツイノベーション著)
(一部、文章を要約)

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いかがでしょうか?

これらを見て、どんなことを感じられますか?

女性というと、もしかすると
「出産を機に仕事を辞めたいと思っている」
という印象を持ちがちかもしれません。

でも、実際には、男性以上に、
仕事を長く続けたいと思っている女性が多いよう
であることがデータ1からわかります。

データ2の、女性は「やりがい重視」、
男性は「見返り」重視というのは、
おもしろいなあと思うと同時に、
私個人としては納得感がありました。

私自身のことを言えば、
自分が成し遂げたことに対して正当に評価されたい
という気持ちはありますし、
その評価を示すものとしての報酬は大事だと思っていますが、

ただ、それ以上に、
自分の仕事を通じて相手の役に立てている実感や、
大きな成果を成し遂げられたという達成感が、
「もっとこの仕事をしたい」という
モチベーションにつながっていると感じます。

データ3については、いかがでしょうか?

「責任をもって仕事に取り組む風土」が
1位にくるのは面白いですね。

ただ、「女性はやりがい重視」という
アンケート結果とつなぎ合わせて考えると、
確かにそうなのかなと思えます。

また、性別関係なく働きやすい職場となれば
「多様性を認める風土」はあってしかるべきでしょうし

現状、女性のほうが出産・育児、介護等のライフイベントで
時間の制約が生まれがちであることを考えれば、
「残業見直しの雰囲気」も大事だというのは、腑に落ちます。

 

職場

 

さて、もう1つデータをご紹介。

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【データ4】昇進意欲のある女性が育ちやすい職場とは、「仕事の割り当てが男女平等である」及び「残業を見直す雰囲気がある」職場

「昇進意欲がある」と答えた女性と「昇進意欲がない」と答えた女性とで、差が顕著だった職場の特徴2つを抽出すると、差の大きい順に「仕事の割り当てが男女平等」「残業を見直す雰囲気」と続く

出所:『女性の視点で見直す人材育成』(中原淳・トーマツイノベーション著)

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これも当たり前と言えば当たり前ですね。

やはり若手のうちから、男女に関わりなく
いろんな仕事を経験させてもらえるほうが、
自分の成長や自信につながりますし、
自然に昇進意欲にも結び付きやすそうです。

また、時間ではなく効率や成果を重視する組織のほうが、
現状ライフイベントで制約が生じがちな女性が
活躍しやすいことを考えると、
「残業を見直す雰囲気がある」職場というのも
納得できるように思います。

以上、書籍からいくつかデータをご紹介しましたが、
いかがでしょうか。

データというのは、あくまで「全体像」を示すものなので、
もちろん、個々人を見ると当てはまらないことは
多々あると思いますし、
上司側としては、最終的には
個々人を見て対処していくことが大事だと思います。

ですが、まず入口として、
また、特に会社としての施策を考える上では、
「全体像」を捉えることは大事ですし、
「全体像」の捉え方が思い込みではなく、
事実やデータに基づいていることは、
当然のことながら大事です。

普段私たちがなんとなく、
「女性ってこういう傾向にあるんじゃないかな」とか
「男性ってこういう傾向にあるんじゃないかな」とか思っていること。

どうしてもイメージで見てしまいがちですが、
データでみると、実際のところがどうなのか、
傾向を見て取ることができます。

この『女性の視点で見直す人材育成』に
載せられているデータはとても面白いので、
次回、もう少しご紹介したいと思います。

 

 

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