こんにちは! FAITH(フェイス)小川由佳です。
リーダーが適切な意思決定をするためには、
先入観や思い込みを排し、起こっている出来事を
できるだけニュートラルに捉えることが大事です。
とはいえ、誰しも大なり小なり「思い込み」を持ちがちなもの。
そのことに気づいてもらうために、私がよく研修で使うクイズあります。
皆さんもぜひ解いてみてください。
※ちなみに、このクイズは、世の中でよく知られたクイズなので、
知っている人もいるかもしれません。
「既に知ってるよ」という方はどうぞご容赦くださいませ m(_ _)m
= = = = = = = = = =
【クイズ】
父親が一人息子を連れてドライブに出かけました。
ところがその途中で父親がハンドル操作を誤り、電柱に衝突する大きな交通事故を起こしてしまいました。
父親は即死、助手席の息子は意識不明の重体になり、すぐに救急車で病院に運ばれました。
幸運にも天才外科医との呼び声の高い、その病院の院長が直々に手術をすることになりました。
助手や看護師を従えて手術室に入り手術台に寝かされた子どもを見るなり、院長は、
「これは私の息子だ!」
と、叫んだのです・・・。
さて、これはいったいどういうことなのでしょう。
= = = = = = = = = =
どうでしょう、できましたか?
答えは、このブログの最後に書きますね。
研修でこのクイズをやると、受講者のうち大半の方が間違います^^
そのくらい、人間の無意識下には、
その人の過去の経験の積み重ねによってできた、思い込みがあるものなんですね。
では、そのような思い込みとらわれないで、
物事をニュートラルに見るために、リーダーはどうすればいいのか?
そもそも、普段は無意識下にあって
本人にはなかなか気づけないもの(思い込み)に対して、どう対処すればいいのか?
その答えは、
「思い込みがあるかもしれない」と、普段から自分に問いかけ意識すること
です。
そうすることで、状況を多面的に見ようとすることができます。
そして、自分からの見え方だけでなく、
周りの人の見え方・意見も参考にしようとする姿勢を持つことができます。
人間であるかぎり、思い込みのない人なんて1人もいません。
(赤ちゃんは別ですが。)
なぜなら、思い込みとは、もともと人間を生きやすくさせるためのものだからです。
(「〇〇はこういうものだ」という思い込みを持つことによって、
いちいち考えずに行動でき、余計なエネルギーを消費せずにすみます。)
でも、その一方で、思い込みがあるがゆえに、
特に「過去の延長が通じない世界」で、
柔軟に対応していくことを妨げます。
「思い込みがあるかも?」
という問いを自分の中に持つことを、
ぜひおすすめしたいと思います。
【クイズの答え】
病院の院長は、意識不明の重体になった息子の母親だった