こんにちは。FAITH(フェイス)小川由佳です。
先日放映されたスカーレットの録画を見ていて、ついつい涙してしまいました。
主人公、川原喜美子は、大阪のとある下宿で女中という仕事をし家に仕送りをしながら、
ちょっとずつ貯めたお金で、来期から週3回、美術学校に通うことを心待ちにしていました。
一方、喜美子の父親は、自分が喜美子に「大阪に働きに行け」と命令して大阪に行かせたにもかかわらず、
また自分の都合で、喜美子に、今度は大阪の仕事を辞めさせ信楽の家に帰ってこさせようとします。
これに対して、一度は反発し、大阪で仕事を続けようとした喜美子も、
実家の大変な状況を知り実家に帰る決心をします。
このとき、喜美子は、こう言います:
(一字一句は忘れましたが、ほぼこういう感じだったと思います)
= = = = =
私には2つの道があります。
一つは、この下宿に残り、仕事をしながら、美術学校に通う道。
好きな絵の勉強ができることを考えただけで、ワクワクします。
もう一つは、実家に帰る道。
実家のある信楽で仕事を見つけることはできそうですが、それ以外のことはこの先全くわかりません。
考えただけで、不安になります。
でも、私は実家に帰る道を選びました。
私が決めました。
= = = = =
先がどうなるかわからない。そのような中で決断することがどれほど勇気のいることか。
セリフを聞いていると、私自身、昔、節目だと思うような決断を
したときの感情がよみがえってきて、思わず涙してしまいました。
誰でも、人生の中で、先がわからない中での決断を迫られることは、
一度や二度はあると思います。
私がそんなときに、思い出すのは、以前、本を読んでいて出会ったこの言葉です
「人間にとってなにが幸いでなにが不幸か、それは人生の終焉を迎えるときまでわからないのです。
だからこそ、たとえ良くないことが起こっても、落胆してはいけません。
なぜならその良くない出来事は飛躍の前兆かもしれないからです。」
(『松井秀喜に学ぶ 壁をブチ破る「心の持ち方」』より)
だからこそ、目の前のことに一喜一憂せず、
自分がそのとき「こうだ」と思う決断をしていきたいと思うのです。