こんにちは!
FAITH(フェイス)小川由佳です。
先日、京都内科医会の新年会にて、ドクターを対象に
「医療機関における、職場の関係性とやる気を高めるコミュニケーション」
というテーマで講演をさせていただきました。
そのときの様子は別途ご報告させていただくとして、
今日は、その講演の準備をしていたときの
”発見”について、書こうと思います。
講演の内容を検討するにあたり
「承認(アクノレッジメント)」について
改めていろいろな資料や書籍を読み返していたのですが、
『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』(日本実業出版社)
を読み返しているとき、鈴木義幸さんの、こんな文章に目がいきました:
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この世の中には二種類の人がいる。
一方は、すきあらばアクノレッジメントをしようとしている人で、もう一方はアクノレッジメントされることを待っている人だ。
私も昔はどちらかというと、誰か自分のことをアクノレッジしてくれないかなとずっと待っていました。
でも、コーチングに触れて、相手からアクノレッジされる前に、まず自分から相手をアクノレッジしようと思うようになった。
その結果手に入れたのは、人に対する恐れが前よりもずっと少なくなったということなんです。
昔は人前で話をしていても、ちょっとした人の表情の変化に影響を受けたものですが、最近それがとても少なくなりました。この違いは大きいなって思うんですね。
人に影響されなくなったから、前以上に人が見える。
だから相手に対してさらに多様なアクノレッジメントを伝えることができる。
好循環ですよね。
出所:『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』鈴木義幸著(日本実業出版社)
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そうか、確かに。
アクノレッジメントをする側に立つということは、
自分が動じない人になる = 影響を与える側になるということでもあるんだな、
と改めて気づかされた思いがしました。
仕事をしていると
(特に、研修講師やコーチなど、
お客様の評価がダイレクトに伝わる仕事をしていると)
どうにも、周りの目や評価が気になり、
一喜一憂してしまいそうになります。
もちろん、周りの評価を真摯に受け止め、
これを踏まえて、自らを研鑽しよう、
よりよい仕事をしようとすることは大事です。
ただ、周りが発する全ての言葉や態度
について敏感になりすぎ、
一喜一憂したり、右往左往してしまうのは、
ちょっと違うと思うのです。
それは、自分に軸がないということ。
メンタルタフネスやレジリエンスとは
逆の方向にも働きかねません。
一喜一憂してしまいそうになる自分を脱するためにも、
アクノレッジメントをする人になる。
改めてそう決心して、日々、
「アクノレッジする人になる」ことを
意識して過ごしていますが、
ともすると、
「アクノレッジがほしい私」が顔を出す!
なかなか一筋縄ではいきませんね(苦笑)
自分の中に変化が定着するまで、
もう少しがんばろうと思います^^