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ロールモデルの見つけ方

こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川由佳です。

皆さんは、過去、ロールモデルだと感じる人に
出会ったことはおありでしょうか。

ロールモデルについては、
『女性が管理職になったら読む本 ―「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法』に
おもしろいことが書かれています。

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まず、キャリアの初期段階では、先輩や上司のあらゆる面を参考にしながら、自分に何ができるか、自分はどんな存在なのかといったイメージを形成していきます。このときの先輩や上司は、「全人格的なロールモデル」だといえるでしょう。身につけるべきスキルや仕事に対する姿勢、他者の接し方など、あらゆることが対象となります。

そして、キャリアの中期段階には、自分が持つイメージにさらに磨きをかけていくわけですが、すでにある程度は自信もついているため、ロールモデルを見つけにくいと感じるようになるでしょう。

この段階では、特定の先輩や上司を「全人格的」に参考にすることが少なくなる一方、より広範囲の人から、良い面と悪い面について「部分的」に教訓を得ていくようになります。これが「部分的なロールモデル」です。

そのなかには、見習いたいと思う対象となる「好意的なロールモデル」もいれば、絶対に真似をしてはいけないと考える「否定的なロールモデル」もいます。特にキャリアの後期段階では、すでに自分なりのスタイルがほぼ完成しているので、ああはなりたくないと思う否定的なロールモデルに、より目がいくようになるでしょう。

初期の段階は別ですが、キャリアの中期段階以降で全人格的なロールモデルを追い求めるのは得策ではありません。1人のロールモデルを単に模倣することで、逆に「自分らしさ」を失ってしまいかねないからです。

『女性が管理職になったら読む本 ―「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法』(ギンカ・トーゲル)日本経済新聞出版

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一般的に「ロールモデル」と言うと、
「全人格的なロールモデル」かつ「好意的なロールモデル」を
イメージすることが多いと思います。

でも、「部分的なロールモデル」だったり、
「否定的なロールモデル」だったり、
要は、自分の未来を描く参考になるのであれば、
どんな側面でもいいということなのだと
これを読んでいて感じます。

 

ちなみに、このロールモデルに関して、
つい先日、私にとって忘れられない出会いがありました。

私事になりますが、
よかったら、以下お付き合い下さい(^^)

話は遡ること1か月。

5月に、私は、親知らずを抜きました。

というのも、昨年末から左下顎のあたりに痛みがあり、
その原因が、歯茎下に埋まっている
親知らずにあるとわかったからです。

その親知らず、レントゲンで見ると、
かなり変な向きに生えているようで、

かかりつけの歯医者さんでは
「うちでは抜けないので、京大病院を紹介します」
と言われて、京大病院へ。

そこで更にCTを撮ったところ、
やはり、歯の位置や向きが
かなりイレギュラーらしい。

「抜歯とともに顎の骨を削るので、
かなりしんどい手術になりますが、
がんばってくださいね」

と言われ、
ただでさえ痛みが苦手な私は
びびりながら手術に臨みました。

(ちなみに、手術中は局所麻酔でした。)

が、手術が始まった後、
私を待っていたのは、
恐怖ではなく感動でした。

というのも、
担当してくださった医師のすばらしいこと!

手術中の1つ1つの行動が極めて的確。

例えば、私は痛みが苦手である
ことを手術直前に伝えたのですが、

ちょっとでも痛みが出るかなと思う局面になると、
痛みが出る直前のタイミングで処置をされたり、
「今、大丈夫ですか?」と聞いてくれたり。

まさに「そこ!」という的確なタイミングで
彼女が手を打っているのが伝わってくるのです。

なかなか言葉で表現するのは難しいのですが、

「この人に任せていれば大丈夫
っていう感覚は
こういう感覚をいうのだ」

ということを実感しながら、
妙に幸せな気持ちで
手術を受けたのでした。

私も、クライアントさんから
こんな信頼をいただける人になりたい
と思いました。

もともと、私は子供の頃から、
誰かに憧れるということも
誰かのファンになるということも
ほとんどなく。。。

素敵だなあと思う人は沢山いるのですが、
「私自身、こんなふうになりたい」という
ところまで思ったことがなかったのです。

ですが、
彼女の「大船に乗った気持ちにさせる信頼感」や
それを生み出す「的確さ」は
本当に素晴らしくて、
私もこんなふうになりたいと切に思いました。
(分野は全く違いますが^^)

そして、この「的確さ」や「信頼感」というのが、
私の中で「プロフェッショナル」を
形作る重要な要素なのだなと思いました。

憧れの要素を言葉にできると、
自分が大事にしたいと思っていることに
気づくことができますね。

今回の親知らず手術は、
私にとってそういった機会にもなりました。

 

 

 

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