こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川由佳です。
先日、外資系企業で部長職を務める友人と
雑談していたときのこと。
彼女がこんな話をしてくれました↓
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部下の1人をマネージャーに
昇格させることにしたんだよね。
で、彼女に伝えたところ、
「え! 無理です~」って言うから、
「とりあえず3か月やってみてよ。
それでもやっぱりイヤだったら
マネージャーをやめてもいいから。
その場合は、3か月ごとにチーム内で
マネージャーをローテーションすること
にしたっていいんだし」
と言ってやってもらうことにしたの。
はじめてすぐの頃は、
彼女は
「まだ3か月経っていないんですか~。
もうそろそろやめてもいいですか~」
なんて言ってたんだけど、
結局、今で9カ月経ったけど、
続けてくれている。
私が彼女に「好きなようにやっていい」と
言ったのもあるとは思うけど、
加えて、
「実際にマネージャーをやってみたら、
意外に大したことなかった」
ということも大きいと思う。
やっぱり、未経験のことって、
やってみないとわからないよね。
だから、
「いかに一度『食べてみてもらう』か」
が大事だと思っているんだ。
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この話には、とても共感。
友人が部下に対して行った
「とりあえずやってみる機会を提供する」
っていいな
と思いました。
(とりあえず食べてみるの図↓)
ブログでもときどき
書いていることではありますが
「今の私たちの判断基準となっているのは、
あくまで過去に自分が経験したことや
見聞きしたことの総動員でしかなく
未知のこと、やったことのないことについて
私たちには判断しようがない。
だから、やってみる前に
「私には無理」と決めつけるのは
本当にもったいないし、
ほんのちょっとでも
興味があるのであれば
ぜひやってみたほうがいい」
と、私は思っています。
が、一方で、実際にやることの
心理的ハードルの高さというのは、
やっぱりあるもの。
そんなとき、上司が
「とりあえずやってみて、
どうしてもイヤなら止めれば?」
って言ってくれたら、
とても背中を押して
もらえると思うんですよね。
更に言うと、
「一回やってみて、向いていないなって思ったら、
またもとのポジションに戻ったり、
エキスパートのようなキャリアパスに移ったり。
そんな仕組みが組織にあるといい。
それは、『降格』なんて位置づけではなく、
単純に役割の移動。
そう、フレキシブルに役割チェンジができる
仕組みがあるといいんじゃないかなあ」
と思いました。
これがあると、例えば、キャリアの途中、
ライフイベントに時間を割きたい時期には、
「当面は、〇〇の役割を担います」
という選択だってできる。
・・・友人との話の中で
そんなことを思いました。
まずは、
上司の声掛けとして
「とりあえずやってみたら」
そして、
部下本人の心づもりとして
「とりあえずやってみる」
というのは、いかがでしょうか。