私が大事にしていて、かつ、
自分はまだまだだなあと思うことに、
「ライブ感」があります。
予定調和でない。 ライブで創る研修の場。
目の前で起こっていること。
目の当たりにしている受講者の状態、
その背後にある悩みや疑問に応じて、
学びの場をリアルタイムで創っていけたらいい。
研修というよりは、グループセッションのような場。
予め用意したシナリオやテキストは、
「きっと受講者はこんなことで悩んでいるだろう」という
自分の予想をもとにつくったもの。
あくまで事前の準備でしかない。
それに囚われることなく、この場で実際に目にしたことをもとに、
あたかもJazzセッションのように、創っていけたらいい。
・・・なんて、日頃から思っていますが、
なかなか100%満足のいくようにはならないもの。
そんなある日、「ミヤネ屋の秘密」という本にたまたま出会い、
そこで知った、「TV番組 ミヤネ屋」の司会者、宮根誠司さんの
司会者としてのあり方に、惚れてしまいました。
と同時に、すごく憧れをもちました。
というのも、宮根誠司さんが、
まさに私が目指す「ライブ感」を、
そのまま体現していたからです。
あの番組には、基本的には台本がないのだそう。
いや、正確に言えば、あることにはあるが、
まずその通りにはならないのだとか。
なぜなら、世の中はリアルタイムで動いていくものであり、
それに対応しようとしているから。
「放送前の打ち合わせは3分。
司会者とコメンテーターとの事前打ち合わせはなし」
だそうで、驚いてしまいました。
あの番組のありようのように、私も、
一期一会の、目の前の受講者のために、
リアルタイムで応じられたらいいな。
・・・「ミヤネ屋の秘密」を読んで、
そんな気持ちを頂きながら、4月を迎えた私でした。