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「わかりません」という言葉の裏にあるもの

こんにちは。小川由佳です。

部下に仕事上のアイデアや意見を聞いたところ、
即答で「わかりません」。

こんな答えられ方をしたら、がっくりきますよね。

「もっと、ちゃんと考えろ!」と言いたくなってしまいます(^^)

ただね、「もっと、ちゃんと考えろ!」と言う前に、
こちらでも考えておきたいことがあります。

それは、
その部下が「わかりません」という言葉を発した理由。

理由は大きく分けると
どんなことが考えられるでしょう?

やる気がなくて、そう言っている場合と
やる気があるのに、そう言っている場合とが、
考えられそうです。

1. やる気がない(考える気がない)ので、「わかりません」と言っている

2. やる気はあるが、「わかりません」と言っている

では、やる気があるのに、「わかりません」と言っている、
2のケースというのは、どういう場合が考えられるでしょう。

今、私が考えつくのは、
本当にわからない(アイデアや意見が思いつかない)場合と、
わかっているが言い出せない場合です。

A. 本当にわからない(アイデアや意見が思いつかない)

B. わかっているが言い出せない

ここまで話してきた「わかりません」の理由を整理すると、

1. やる気がない

2. やる気はあるが
 → A. わからない
 → B. わかっているが、言い出せない

大きく言って、3つの場合が考えられるということです。

そして、それぞれの場合によって、
取れる対策が変わってきます。

1だったら、そもそもなぜやる気がないのか、
その部下の仕事や業務に対する見方など、
聞いてみた方がよさそうです。

2のAだったら、アイデアや意見を出す方法について
ヒント(考えるための切り口など)を伝えてあげるのがよさそうです。

2のBだったら、ご自身の、
上司としての部下への態度や接し方について、
少し振り返ってみてもいいかもしれません。

例えば、
普段から、出てきたアイデアや意見を頭ごなしに否定したり
評価したりしているようだったら、
それを恐れて部下は言い出せないのかもしれません。
(あくまで例えばですが・・・^^)

理由を分解して考えてみることで、
部下に最もフィットする対応を取るための
手がかりが見えてきます(^^)

よかったら試してみてくださいね。

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