FAITH フェイス

FAITH(フェイス)は、社員1人ひとりのリーダーシップを
引き出し組織の成果につなげるサービスを提供します

トップページ> ブログ>リーダーシップ>「わかりません」という言葉の裏にあるもの

「わかりません」という言葉の裏にあるもの

こんにちは。小川由佳です。

部下に仕事上のアイデアや意見を聞いたところ、
即答で「わかりません」。

こんな答えられ方をしたら、がっくりきますよね。

「もっと、ちゃんと考えろ!」と言いたくなってしまいます(^^)

ただね、「もっと、ちゃんと考えろ!」と言う前に、
こちらでも考えておきたいことがあります。

それは、
その部下が「わかりません」という言葉を発した理由。

理由は大きく分けると
どんなことが考えられるでしょう?

やる気がなくて、そう言っている場合と
やる気があるのに、そう言っている場合とが、
考えられそうです。

1. やる気がない(考える気がない)ので、「わかりません」と言っている

2. やる気はあるが、「わかりません」と言っている

では、やる気があるのに、「わかりません」と言っている、
2のケースというのは、どういう場合が考えられるでしょう。

今、私が考えつくのは、
本当にわからない(アイデアや意見が思いつかない)場合と、
わかっているが言い出せない場合です。

A. 本当にわからない(アイデアや意見が思いつかない)

B. わかっているが言い出せない

ここまで話してきた「わかりません」の理由を整理すると、

1. やる気がない

2. やる気はあるが
 → A. わからない
 → B. わかっているが、言い出せない

大きく言って、3つの場合が考えられるということです。

そして、それぞれの場合によって、
取れる対策が変わってきます。

1だったら、そもそもなぜやる気がないのか、
その部下の仕事や業務に対する見方など、
聞いてみた方がよさそうです。

2のAだったら、アイデアや意見を出す方法について
ヒント(考えるための切り口など)を伝えてあげるのがよさそうです。

2のBだったら、ご自身の、
上司としての部下への態度や接し方について、
少し振り返ってみてもいいかもしれません。

例えば、
普段から、出てきたアイデアや意見を頭ごなしに否定したり
評価したりしているようだったら、
それを恐れて部下は言い出せないのかもしれません。
(あくまで例えばですが・・・^^)

理由を分解して考えてみることで、
部下に最もフィットする対応を取るための
手がかりが見えてきます(^^)

よかったら試してみてくださいね。

コメント

  1. 林忠之 より:

    やる気はあるが「あなたには言いたくありません」という上司部下の関係性もあるかもよ(^^)

    • 小川由佳 より:

      林さん、

      なるほど、確かに!
      2-Bの中に、あるいは、 2-Cとして、「わかっているが、言いたくない」というのもありそうですね。

      コメント、ありがとうございました!
      とてもうれしいです^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

リーダーになっちゃった!

こんにちは! FAITH(フェイス)小川由佳です。 年末のこの時期、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 2024年最後のこの記事では、 ついこの間、うちの娘に起こった ある出来事について書きたいと思います。 ~。~。~。…

自分に対する承認も大事だなと思った出来事

こんにちは! FAITH(フェイス)小川由佳です。 コミュニケーションのあり方やスキルとして、 「承認」という言葉を聞かれたことのある方は、 多いのではないでしょうか。 承認とは、 「相手の存在や行動、成果に対する気づき…

管理職は一人でがんばらなければいけない?!

こんにちは! FAITH(フェイス)小川由佳です。 先日、女性の次世代リーダー向け研修をしているときのこと。 職場において問題だと感じることを聞いていたところ、 「それぞれが自分の仕事を抱え込んでいる」 「もっと、チーム…

「叱る」ことに人の学びや成長を促進する効果はない

こんにちは! FAITH(フェイス)小川由佳です。 管理職の方と接していると、 そのお悩みとして 「叱る」ことの難しさやその試行錯誤について お伺いすることがよくあります。 そのため、普段から、 「叱る」というキーワード…

夜も仕事のことを考え続けるのは、翌日のパフォーマンスを下げる 

こんにちは! FAITH(フェイス) 小川由佳です。 『よいリーダーは夜に仕事のことを考えない』 このタイトルに「おっ!」と興味をそそられて、 ハーバードビジネスレビューの記事を読みました。 というのも、私は、普段から …

ページトップ