こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川由佳です。
前回のメルマガも触れた「トップアスリートの共通点」
今回はこれについて書きますね。
「トップアスリートの共通点を3つ挙げろ」と言われたら、
皆さんはどんな点を挙げますか?
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雑誌「プレジデント 2020年2月14日号」によると、
トップアスリートの共通点は以下の3つだそう。
1.疑問を手放さない
2.人の言葉を気にしない
3.上の立場の人を活用できる
そして、更に付け加えるとすると、
以下の2つがあるのだそうです。
4.負けず嫌いである
5.観察力に富む
メインの1から3について、少し補足説明をすると
1は、「どうすれば勝てるのか」「どうすれば記録を更新できるのか」を絶えず自問し続けていること。
2は、周りの人がいろんなことを言ってくる中で、いちいちそれを気にしないこと。
3は、監督やコーチからの指示に従うだけではなく、疑問を投げかけるなどして、自分に必要な解を得るための糧とできること。
2と3は、言い換えると、自分の哲学や信念を持ち、
これを軸に、最後は自分で考え決めて
取り組んでいることだと言えそうです。
そして、3つを総合すると、
トップアスリートについて、
ある1つの像が浮かんできます。
それは、
「どうすれば勝てるのか」を考え続け、
自分なりの仮説を立て、
この仮説を軸に、具体的なやり方を
自分で考えて決めて取り組んでいる
ということ。
そして、この像は、
リーダーシップを強化する方法とも合致するんですね。
最近のリーダーシップ研究では、
効果的なリーダーシップを発揮するためには、
「リーダーシップの持論を構築し、これを鍛え続けること」が大事
と言われています。
(参考:「リーダーシップ入門」金井壽宏、「シェアド・リーダーシップ」石川淳)
ここでいう「持論」とは、
「効果的なリーダーシップを発揮するためには、
〇〇のような態度や行動が必要である」
というような自分なりの信念のこと。
自身が職場でリーダーとして経験したことを振り返って内省し
自分なりに解釈・意味付けし
持論として言語化する。
そして、更に経験を積むたびに
これを精緻化していくことが大事ということです。
加えて、持論化の過程で、
世の中のリーダーシップ理論とひもづけて考え、
「ああ、そういうことか!」と全体像やポイントが腑に落ちると
更にブラッシュアップにつながります。
例えば、
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Aさんに効いた褒め方が、Bさんは効かなかった。
「どうしてなんだろう」「何がいけなかったんだろう」
とずっと疑問に思っていた。
その後、「コミュニケーションスタイル」という理論
(人それぞれコミュニケーションの取り方が異なるという理論)を学び、
「Aさんに効いた褒め方がBさんに効かなかったのはこれが理由では?」
と思って、相手の性格に合わせてアプローチを変えるようにしたら、
うまくまわりだした。
それ以来、
「その人の性格に合ったアプローチを取ることが大切」
という持論を持つにいたった。
– – – – –
という感じです。
持論化にあたり、リーダーシップ理論も
知っているとよりいいので、
今後、このメルマガでも、
リーダーシップ理論のご紹介を
していけるといいなあと思っています。