早いもので、今週の日曜日はもう元日!
あっという間に新年です。
みなさんは、新年を迎える心の準備、できていますか^^
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部下のやる気を高めるのに、こんな方法もある
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先日、仕事用のバッグを買いました。
以前から欲しかった、MotherHouseの「夜空」という名前のバッグです。
私が選んだのはグレー。
深みのある色合いが気にいっています。
最近、思うのですが、モノを買うとき、そのデザインや機能はもちろん大事なのですが、それにプラスして、ストーリーのあるモノ、人の関わりを感じられるモノに惹かれてしまいます。
MotherHouseさんといえば、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」というフィロソフィーを掲げられている会社。
MotherHouse代表 山口絵里子さんが書かれた書籍「裸でも生きる」の中では、途上国でたった1人、山口さんがいろんな困難にぶつかりながら、それらを乗り越え、モノづくりを立ち上げていく様子が描かれています。
バッグが世に出るまでにいろんなドラマがあって、それらを経て、1つの形となって生まれたのが、このバッグなんだなあと感じられるからこそ、このバッグを選びたくなります。
彼女が「諦めず」「ぶつかって乗り越えてきた」証としてのバッグを持っているだけで、私自身も元気づけられるような気持ちになるのです。
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さて、この「人との関わりを感じられる」ということ、仕事でも大事です。
というのも、その仕事について「人との関わりを感じられるかどうか」が、仕事をする人のやる気を左右するから。
こんなおもしろい調査結果があります:
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールのアダム M. グラント教授は、「社員とその仕事の影響を受ける人々とをつなぐ」ことで、社員のパフォーマンスが向上することを明らかにしました。具体的に言うと、お客様と直接会う機会のない部門の人たちに、お客様と直接接する機会を設けることで、その部門の人たちのパフォーマンスが飛躍的に上がることを実験や調査を通じて明らかにしたのです。
(Diamond Harvard Business Review 2011年10月1日号)
自分のやったことが誰かの役に立っている。
自分のやったことが誰かの幸せや喜びにつながっている。
自分のやったことに対して感謝をされる。
それって、誰にとっても、多かれ少なかれ、うれしいものです。
では、仕事をもっている人全てが、自分の仕事を受け取る人(お客様)の幸せや喜びを感じられるかというと、それは仕事の種類によって変わってきます。
企業というのは、1つの大きなチームであり、お客様へ製品やサービスが届くまでに多くの工程を経ることが多いです。
自分のやっている仕事が、お客様(相手)にどう役立っているのか、直接的に知ることができない人も多いわけです。
私がキャリアの前半で関わっていた、物流&ロジスティクスの仕事もそう。
いわゆる間接部門というのは、その部門の性格上、お客様の存在を感じるのが難しいもの。
だからといって、それに甘んじてしまうと、仕事がどうしても「作業」になってしまいます。
あなたは、お客様の存在やお客様の顔を感じることができていますか。
そして、あなたの部下はどうでしょうか。
もし仕事の性格上、お客様の存在やお客様の顔を感じることが難しいのであれば、あえて、お客様と接する機会やお客様を感じる機会を作ってみてもいいかもしれません。
例えば、私が関わっていた、物流&ロジスティックスの仕事であれば、配送に関わるお客様アンケートを入手する。営業に頼んでお客様と話をする機会を設ける。お客様の様子を見にいく、等々。
あなたの部下のやる気を高めるのに、それだけではなく、部下が自分の仕事の意味を考える機会をもつのに、一役買うのではないでしょうか。