「どういうきっかけで出版することになったか」について、前回の続きです。
前回の記事↓
友人に誘われて出版会議に行く
あくまで見学のつもりで行った出版会議でしたが、
「せっかく来たんだから、『どんなテーマで本を書きたいと思っているか』だけでも、一言発表していってよ」
と言われ、
その発表で伝えたのが、「女性の管理職向けの本が書いてみたい」ということでした。
「じゃあ、せっかくだから、次回、企画書を出してみたら」
そう言われて、気持ちも盛り上がり、「企画書を作ろう♪」という気持ちになったものの、その後は、仕事や他のことにかまけて、全然書けず・・・。
そもそも、「絶対に本を書かないと職を失う」といったような悲壮感もないため、なんとなく中だるみのまま、とうとう来てしまった次回出版会議の2週間前。
なんとなく集中できぬまま、そして、アイデアも出てこぬまま、私は、出版会議に誘ってくれた友人に
「私の企画ですが、結局、未だアイデアがひねり出せぬままでおります(><)
ですので、次回の出版会議は、またもや企画なしの見学でも、構わないでしょうか。」
というメールを出しました。
その数時間後、友人から返ってきたのは、私にとって思いもかけぬ言葉でした。
「本気で本を出版したいとお考えならば、内容が固まっていなくても、大きな目次くらいは作って、こんな感じの本が出したいとプレゼンした方がいいですよ。
中にはたまに来られて、ずるずると引きずっている企画を『もう何度目ですか!?』みたいな感じでずっとプレゼンされる方もいたりしますが・・・・ちょっと残念な感じだったりします。」
なんだか、頭をガツ~ンと殴られたような気がしました。
「本当にそうだ」
それまでぼぉ~っとした頭で取り組んでいたのが、友人のメールを見て、急に目が覚めた感じがしました。
そこからです、急に集中力120%となり、1時間ほどかかって企画書を書き上げました。
あのときの友人の言葉がなければ、私が、今、本を出版することはなかった。
しみじみそう思います。
友人に本当に感謝しています。
(続く)