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サーバントリーダーシップと子育て

こんにちは!
FAITH(フェイス) 小川由佳です。

つい先日、人生で初めて、動画撮影を行いました。

日本プロフェッショナル講師協会さんで
「サーバントリーダーシップとは」
「サーバントリーダーシップを取り入れるコツ」等々、
いくつかのテーマについて私が講義する動画を撮っていただいたのですが、
あれは、緊張しますね・・・。

普段の研修登壇とは異なり、
私が一方的に画面に向かって話す&
プロに撮っていただいているというシチュエーションで

「ちゃんとしゃべらなきゃ」
「間違えてはいけない」

という思いが湧き出てしまい

結果として、間違ってしまう・・・

ということに(><)

今後、場数を踏みつつ
精進していきたいと思います^^

撮影

さて、撮影した動画のテーマの1つとして
「サーバントリーダーシップ」があったことから、
今回、サーバントリーダーシップについて改めて学び直しました。

で、そのときに気づいたのは、

「これって、子育てにドンピシャ、当てはめられる内容だ~」

ということ。

ちなみに、サーバントリーダーシップとは何かというと、

「メンバーに奉仕する。その後、導く」

というリーダーシップの考え方のこと。

従来の「支配型リーダーシップ」が
「リーダーが前に出て、メンバーをどんどん引っ張っていく」
というものであったのに対し、

サーバントリーダーシップは
「メンバーが主役で、リーダーはそのメンバーを支える」
というものであることから、

「自分はがんがん引っ張るタイプではない」
「私はリーダーは向いていないかも」
という方にも発揮しやすいリーダーシップといえるかもしれません。

また、VUCAといわれる、
変化が激しく複雑で先が見通せない、今の時代に

サーバントリーダーシップのもと
現場にいるメンバーが
起こっている変化をいち早く察知し、情報を吸い上げて、
柔軟に、かつ、自律的に動いていくことができる
ということで、注目を集めているリーダーシップでもあります。

 

このサーバントリーダーシップを発揮するリーダー(サーバントリーダー)
の特徴としては、以下の10項目が挙げられています。

傾聴
共感
癒し
気づき
説得
概念化
先見力、予見力
執事役
人々の成長に関わる
コミュニティづくり

(「ラリー・スピアーズによる10の属性」より)

このうち、動画では、

傾聴、気づき、人々の成長に関わる

という3つの項目を取り上げたのですが、

よく考えてみたら、これって、子育てで求められる要素、そのものだなあと。

実際、神戸大学大学院の教授であり
リーダーシップ研究でも有名な金井壽宏さんは、

「サーバントリーダーシップの事例として
わかりやすいのは、親の子供に対する関係性」

だとおっしゃっています。

ということで、日常生活の中で、娘に対して
サーバントリーダーシップの3つの項目を実践しようとしたのですが、
これがなかなか難しい。

– – – – – – –

【傾聴】
・相手の話を聴くための時間を作る
・相手に集中して聴く
・相手の言葉に表れていないことも聴き取ろうと努める
・相手の話を自分が理解しているかどうか確認する

→【私】娘の行動を勝手に解釈し(「なんか、ずっとだらだらしてない?」)
 こちらが言いたいことを一方的に言ってしまう(「ずっとだらだらしてたらダメだよ!」)

【気づき】
・自分を知ろうとする(価値観、思考のクセ、強みや弱み、など)
・自分のことを振り返ったり客観的に捉えたりする時間を持てている
・自分を含め、チームはどういう状態なのか、把握している

→【私】自分のことを知る時間は定期的に取れていると思いますが
 上述のような自分の思考のクセや行動パターンは
 なかなか変えられないものですね。。。

【成長に関わる】
・相手を知ろうとする(価値観、強みや弱み、好き嫌い、など)
・相手の成長にコミットし、日頃から自分には何ができるかを考えている
・相手の強み&好きを活かし、伸ばそうとしている

→【私】どうしても娘の短所(「忘れ物、失くし物が多い!」)に
 目がいってしまいます

などなど。

– – – – – – –

普段から3つの項目を意識していると、
自分がいかにできていないかを突き付けられると共に、
逆に、これができるようになったらすごいな、
うまく子育てされている方はきっと
こういうことを重視されているんだろうな
ということを実感します。

そして、私も日常これらを意識しつづけられれば、
子育てだけではく仕事上でもサーバントリーダーシップを
発揮できるようになれそうだなあとも感じます。

そう考えると、
仕事とプライベートの境界線ってあってなきがごとしですね。

仕事でのことをプライベートでも活かせるし
プライベートでのことを仕事にも活かすこともできます。

会社やビジネスでしか使えないって思い込んでいること、
あるいは、プライベートでしか使えないって思い込んでいること。
あえて、もう片方でも使ってみることで、
いろいろな発見があるし、人生自体がより豊かになりそうです。

・・・と、
徒然な文章になってしまいましたが、
今日はここまで^^

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