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リーダーの役割をする上で、自分の心のクセを知っていますか?

先日、部門でチームリーダーを務める
クライアントさんとのセッションがありました。

上司や部下、仕事相手と議論をしているとき、
ついつい、自分の主張を通そうとして、
相手の話を聞かずに、一方的にしゃべり倒してしまうとのこと。

「議論の前には、
相手の意見も聞きつつ進めようと、
心に決めているんです。
でも、いざとなるとダメなんです」

「なんとかこれを改めたい」

とおっしゃっていました。

そこで、議論をしているときの
クライアントさんの思考と感情の変化を
見ていくことにしました。

「ついつい、とおっしゃっていましたが、
何がきっかけで、心に決めたことを忘れて、
しゃべり出してしまうんでしょうね?」

「何か、スイッチでも入る感じですかね?」

とお聞きした所、

「そうそう、まさにスイッチが入る感じなんです!」

とのこと。

更に伺っていくと、
議論の相手がクライアントさんの意見を否定したときに、
とたんにスイッチが入るようでした。

そのとき、クライアントさんの頭の中には、

「こっちが正しいのに」
「こちらの意見が通らなくなるかも」
「意図しない方向へ議論が行ってしまう・・・」

というセリフがぐるぐるしているようでした。

そして、気持ちに焦りが出て、
それ以上、相手の話を聞けなくなってしまう。

おもしろいことに、
振り返ってみると、過去の打ち合せや議論において、
何度もこのパターンに陥っていることがわかりました。

誰でも、心のクセ(思考や感情のパターン)っていうのはありますね。

うん十年生きてきて、クセがない
なんてことはありえません。

成長する過程で、
身近にいた人(特に、親)や経験した出来事に影響を受け、
心のクセが作られていきます。

だから、何かしら心のクセがあるのは普通のこと。

それ自体は問題ではないのです。

その心のクセが、何かをする際に、
あなたの邪魔をしていなければ。

上述のクライアントさんの場合、心のクセが、
上司や同僚、部下、仕事の相手との
コミュニケーションをちょっと邪魔してしまうのですね。

そんなときは、

・まず、自分の心のクセ(思考や感情のパターン)を知ること
・必要に応じて、その心のクセに対処すること(緩めたり手放したりすること)

が大切になります。

あなたには、

例えば、人間関係やコミュニケーションにおいて、
陥りがちなパターンはありますか?

また、

人間関係やコミュニケーション上の問題を解決するときに、
どのようなパターンを取る傾向がありますか?

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