書籍紹介 : 女性管理職の教科書
「仕事にも人生にも自信がもてる!
女性管理職の教科書」
同文舘出版
書籍紹介
この本は、管理職になったばかりで、「本当に私で大丈夫かな」「やっていけるんだろうか」と不安になっている女性、また、管理職になったものの、壁にぶち当たって、自分に自信がもてないでいる女性、そして、まさにその1人であった昔の私に向けて書きました。
遡ること10年以上前、私が初めて管理職になったとき、わからないことだらけで、とても悩みました。
「そもそも私の仕事って何だろう? 何をすればいいんだろう?」
「部下に仕事を任せるってどういうこと?」
「部下に仕事を頼むのをためらってしまう・・・。どうしたらいい?」
「付き合いづらい部下と、どうすればうまくやっていける?」こんなにわからないことだらけなのに、躊躇してしまってなかなか気安く周りに聞けない。ちょっとした孤独感。特にメーカーで自分の部署(チーム)をもった当時は、「世の中に同じような管理職初心者のネットワークがあったらなあ」と思ったのを、今でもよく覚えています。
その後、独立して研修講師やコーチという仕事をするようになり、管理職になったばかりの方、特に女性の方の相談を受けながらサポートしていく中で、実は、多くの人が、私がかつて「どうしたらいいかわからない」と思ったこと、「不安だ」と感じたのと全く同じことで、壁にぶつかったり悩んだりしていることを知りました。
であれば、かつての私を含む多くの女性管理職が疑問に思ったり困ったりすることについて、私の実体験やリアルな実例を通して得てきたノウハウをお伝えすれば、「管理職になってしまった」女性たちの気持ちをもっとラクにして、楽しく仕事をしていくお手伝いになるんじゃないか。そう思ったのが、この本を書いた理由です。
「はじめに」より抜粋
書籍目次
- 「管理職になってしまった!」 まずはあなたの不安を解消しよう
- 「私に管理職なんてムリ」と思っていませんか?
- 【思い込み①】人を引っ張っていくタイプじゃないとダメ?
- 【思い込み②】部下よりも優秀じゃなきゃいけない?
- 【思い込み③】プライベートをあきらめなきゃいけない?
- 【思い込み④】専門職として極めたかったのに・・・
WORK1 不安の正体をはっきりさせよう
- 「そもそも管理職って何をすればいい?」 新米リーダーの仕事の心得
- 管理職の仕事って何?
- 主語は「私」ではなく「私たち」
- チームづくりのスタートは関係づくりから
- 任せることが苦手なあなたへ
- 「もう半年も経つのに、できない」なんて思わなくていい
WORK2 自分の役割をおさえよう
- 「どう接したらいい?」 部下のやる気を引き出すコミュニケーション
- まずは日々の会話から
- 仕事を依頼するときのコツ
- 上手に褒めるコツ
- 上手に叱るコツ
- 部下に自信をもたせる
- 部下の目標を引き出す
WORK3 コミュニケーションの幅を広げよう
- 「ブレないリーダーになる!」 部下も自分も成長する思考術
- 最後に伝わるのはあなたの「あり方」
- 部下全員を「クローン化」していませんか?
- 部下の「当たり前」を理解する
- 部下のこと、知らず知らずのうちにあきらめていませんか?
- 相手を変えようとすると失敗する
- あなたの「これだけは譲れない」は何ですか?
WORK4 自分と相手の”当たり前”を見つけよう
- 「どうしたらバラバラチームがまとまる?」 1 + 1 = 3になる強いチームのつくり方
- チームで同じ方向を目指そう
- 強いチームをつくる基本
- 部下の強みを見つける方法
- 男女の違いを理解する
- カンカンガクガク、でも、わだかまりゼロなチームをつくる
- 何でも言いやすい雰囲気をつくる
WORK5 あなたの「こうなりたい!」は何ですか?
- 「”ついイライラして自己嫌悪”から抜け出す!」 うまくいかないときの処方箋
- 失敗のすすめ
- 「考える」と「悩む」は違う
- 自分ではどうにもできない問題を解決するヒント
- 孤独に負けそうになったら
- 自分とうまく付き合える人ほど、成果も人間関係もうまくいく
- 自分の感情とうまく付き合う
- 怒りとうまく付き合う
WORK6 とっておきの処方箋を見つけよう
- 「オンもオフも充実させたい!」 周りに振り回されない仕事術
- 自分の仕事は自分でコントロールする
- 仕事を捨てる勇気をもつ
- 自分の時間を確保する
- 夫が最大のサポーターに変わるとき
- ロールモデルがいなかったら
- いろんな「私」をもとう
WORK7 仕事の効率について考えてみよう